サンテックパワーの産業用太陽光発電を紹介!信頼性と実績が強み
サンテックパワージャパンは、太陽光発電システムの開発・販売・保守管理を提供する企業で、高効率のUltra XシリーズやO&Mサービスで信頼性を誇ります。革新的な技術と幅広いサービスにより、産業用太陽光発電の導入実績も多数あります。
目次
太陽光発電のスペシャリスト!サンテックパワーの強み
サンテックパワージャパンは、東京都新宿区を本社に持つ太陽光発電関連の企業で、無錫サンテックパワーの子会社です。太陽光発電システムの開発や関連機器販売を中心に、技術サポートや保守管理サービスも行っています。数々の賞を受賞しており、業界でも高いシェアを誇ります。
◇サンテックパワーの会社概要
サンテックパワージャパン株式会社は、1967年に設立された企業で、無錫サンテックパワーの子会社です。本社は東京都新宿区にあり、長野にはテクニカルサポートセンターも構えています。主な事業内容は、太陽光発電システムの開発や関連機器の販売、技術サポート、太陽光発電所の開発・保守管理に関するコンサルティングです。
同社は、太陽光発電メーカーとして世界的に高いシェアを誇り、特に太陽光発電システムの開発において多くの実績があります。1998年には、屋根建材型BIPV「フォトボルーフ」が資源エネルギー庁長官賞を受賞し、1999年には屋根建材型BIPV「エコロニー」がグッドデザイン賞を受賞しました。これらの受賞は、同社の技術力と革新性を証明しています。
また、2012年3月には、味の素スタジアムにガラス建材型モジュール「LightThru™」を納入し、話題を集めました。このように、サンテックパワージャパンは、技術力の向上と革新的な製品提供を通じて、太陽光発電業界での地位を確立しています。
◇サンテックパワーの強み
サンテックパワーの強みの一つは、2016年に発表した新戦略「太陽光+α(太陽光プラスアルファ)」です。この戦略は、太陽光発電システムが家庭に普及し、より幅広いユーザーニーズに対応することを目的としています。特に、太陽光発電を中心にした新しいソリューションを提供することに重きを置いています。
「太陽光+α」は、単に太陽光発電にとどまらず、さまざまな付加価値を提案することを目指しています。そのため、同社は新たなビジュアルデザインを導入し、提案内容を「背景写真」と「切り絵」の2つの要素で表現しています。このビジュアルは、同社が考えるソリューションのイメージを具現化したものです。
この戦略により、サンテックパワージャパンは、太陽光発電システムを超えた幅広いサービスを提供する企業として、さらに成長を遂げています。
O&Mサービスで太陽光発電システムの不具合も早期発見!
サンテックパワージャパンのO&Mサービスは、40年以上の実績を基に、太陽光発電システムの運用管理と保守を提供。24時間遠隔監視で早期不具合発見やコスト削減を実現し、法定点検やオプションサービスも充実しています。
◇O&Mサービスの概要や特長
サンテックパワージャパンのO&Mサービス(運用管理・保守維持管理)は、40年以上の太陽光発電システム保守実績に裏打ちされた信頼性が特長です。これにより、発電所のシステム不具合を早期に発見し、適切な対応が可能です。また、O&M遠隔監視センター(長野県佐久市)を運営しており、24時間365日体制で発電所のモニタリングと発電量の監視を行っています。この遠隔監視により、現地に駆けつける必要がある点検の回数を減らすことができ、コスト削減に貢献します。
サンテックパワーは、モジュールメーカーに関係なく客観的で正確な点検を実施するため、すべての太陽光発電システムに対応できます。また、パートナー企業との連携により、全国規模でのサービス提供が可能となっています。
サンテックパワージャパンのO&M遠隔監視センターは、発電所の安定的な運用を支える重要な施設です。2017年4月に施行された改正FIT法により、太陽光発電設備に対するO&Mが義務化され、発電所の長期安定稼働と安全性の確保が一層重要となりました。改正FIT法では、運用管理・保守維持管理が電気事業法に基づき義務付けられており、これに従うことで設備の安全性と効率を維持できます。
◇O&Mサービスの内容やオプション
O&Mサービスは、太陽光発電設備の長期的な安定運用をサポートするため、さまざまな点検やメンテナンスを提供しています。特に、50kW以上の太陽光発電設備には電気事業法に基づく法定点検が義務付けられており、この点検を含むサービスが提供されているほか、顧客のニーズに合わせて太陽電池モジュールの洗浄や雑草対策などのオプションサービスも選択可能です。
発電状況やパワーコンディショナの稼働状況は、NTTスマイルエナジー社やオムロン社製の遠隔監視ツールを使用して24時間監視されており、さまざまな監視ツールに対応することで、全国の太陽光発電所を効率的に監視する体制を整えています。また、収集した発電量のデータを分析し、システムの稼働状況を診断することで、発電効率を最大限に高め、早期の不具合発見を実現しています。
さらに、法定点検を担当する電気主任技術者による点検や、太陽光モジュール、パワーコンディショナ、受変電設備などの定期点検が実施され、安全性が確保されています。緊急時には24時間365日対応できる体制が整えられており、万が一のトラブルにも迅速に対応可能です。
また、長野テクニカルサポートセンターでは、モジュールに関する精密調査が行われています。専用の機器を使用し、モジュールの詳細な調査や異常検出が実施され、問題の早期解決が図られます。この精密調査により、発電効率の低下を防ぎ、売電ロスを最小限に抑えることができます。
サンテックパワーの産業用太陽光発電
Ultra Xシリーズは、210mmシリコンウェハーとPERC技術で高効率を実現し、非破壊切断技術により信頼性が向上しています。エネルギー密度も最大化され、バイフェイシャル設計で発電量が25%増加します。軽量設計と高耐久性により、さまざまな条件下でも優れた性能を発揮します。
◇非破壊切断技術で信頼性向上
Ultra Xシリーズは、サンテックの最新の単結晶太陽電池パネルで、最先端の技術を駆使して高い発電効率と耐久性を実現しています。特に注目すべきは、210mmの大判シリコンウェハーとPERC技術を採用している点です。これにより、従来の156mmセルと比べて受光面積が80.5%も増加し、太陽光をより多く取り込むことができ、変換効率が大幅に向上しました。
さらに、サンテックの非破壊切断技術によって、切断面の損傷を防ぎ、最適なハーフセル設計が実現されました。この設計により、電流損失やホットスポットのリスクが低減され、モジュールの信頼性が高まっています。また、MBB(Multi Bus Bar)技術と高密度実装技術を採用しており、最大出力が670Wを超える高出力を達成しています。MBB技術によって、電流の横伝搬経路が50%削減され、抵抗損失も効果的に低減されています。
◇高効率設計でエネルギー密度を最大化
Ultra Xシリーズは、セル間距離を短縮することによって、無効発電面積を減少させ、モジュールのエネルギー密度を向上させる設計も施されています。さらに、アップグレードされた高効率の溶接ストリップにより、斜光の反射率が向上し、発電量が1.57%増加しました。
ユニークなレイアウト設計により、モジュールの重量が20%削減され、さらにモジュールは31.5kgという軽量設計が特徴です。耐久性も非常に高く、超機械的負荷容量により、最大で+5400/-2400Paの負荷に耐えることができます。この設計により、最大変形が37%減少し、マイクロクラックのリスクが軽減されています。
また、バイフェイシャル技術を採用しているため、モジュールの裏面でも発電を行い、背面からの発電量が最大25%増加します。このバイフェイシャル設計により、さらに多くのエネルギーを効率よく生成することができるため、特に日照条件の変動に強い太陽光発電を提供します。
サンテックパワーの産業用太陽光発電を導入した事例
サンテックパワージャパンは、広島や埼玉、北海道などの産業用太陽光発電所に製品を提供。最適な発電システムを提案し、屋上や地上設置の例で発電量を示し、設置場所に応じた最適化を行っています。
◇導入事例
産業用太陽光発電(10kW以上50kW未満)としては、広島県の浦崎太陽光発電所(44.1kW)、埼玉県吉川市立南中学校(30kW)、北海道旭山動物園(10kW)などがあります。
50kW以上の規模の産業用太陽光発電では、鹿児島県のMURAOKA PARTNERS 大口蓄電池発電所(50kW)、山梨県北杜サイト太陽光発電所(230kW)、神奈川県JFEエンジニアリング重工ビル前(50kW)などにサンテックパワーの製品が使用されています。
さらに、茨城県のウエスト美浦村メガソーラー(1.7MW)、福岡県の九州ソーラーファーム5勢田発電所(1.75MW)、九州ソーラーファーム7みやま合同発電所(6.54MW)など、大規模なメガソーラーにもサンテックパワーの製品が使われており、その規模の大きさを実感できます。
◇導入イメージやシステムの例
太陽光発電の発電量は、設置場所の条件によって異なります。サンテックパワージャパンでは、日射量や光の入射角度、土地の傾斜や高低差など、さまざまな環境に合わせて、最適な発電システムと設置方法を提案しています。
屋上設置の場合、例えば10m×13mの屋根に315Wのソーラーパネル48枚を設置すると、15.12kWの電力が得られ、年間推定発電量は15,299kWhになります。この例では、東京の南面に傾斜1.26度で設置する場合を想定しており、アレイ構成は8段6列です。
地上設置の場合、例えば22m×49mの土地(1,067m²)に315Wのソーラーパネル324枚を使うと、102.06kWの電力が得られ、年間発電量は102,394kWhになります。この例では、東京の南面に傾斜20度で設置する場合を想定しています。
サンテックパワージャパンでは、モジュール、パワーコンディショナ、架台、分電盤、電力量計などの必要な部材を一式で提供しています。ただし、パワーコンディショナは海水飛沫や潮風にさらされない場所に設置する必要があります。また、設置面についても注意が必要で、北東~北西面に設置した場合、太陽光が反射して発電量が減少することがあります。さらに、北面に設置すると発電量が大幅に制限されるため、設置は避けるべきです。
サンテックパワージャパンは、太陽光発電システムの開発、機器販売、技術サポート、保守管理サービスを提供する企業で、業界で高いシェアを誇ります。1998年には「フォトボルーフ」が資源エネルギー庁長官賞を受賞し、革新的な技術で認められています。2016年には「太陽光+α」という新戦略を発表し、幅広いユーザーニーズに応えるサービスを提供しています。
また、同社のO&Mサービスは、40年以上の実績を持ち、24時間体制で発電所を監視し、早期の不具合発見を実現しています。産業用太陽光発電では、高効率のUltra Xシリーズが、PERC技術やバイフェイシャル設計で優れた発電効率と耐久性を提供しています。
サンテックパワージャパンは、屋上や地上設置において最適なシステムを提案し、具体的な事例としては、広島県浦崎発電所や茨城県ウエスト美浦村メガソーラーなどがあります。