省エネ化しやすいサービスも提供!シャープの太陽光発電製品を紹介
シャープは1912年に創業し、繰り出し鉛筆の発明から始まり、電気通信機器や家電製品を製造・販売しています。特にHEMSを通じてエネルギー管理の効率化を図り、太陽光発電システムの導入により家庭の電気代削減と快適な生活を支援しています。
目次
電気機器などの製造や販売を行うシャープ
シャープは1912年に創業し、特許取得を契機に金属加工業を始めました。代表的な製品として繰り出し鉛筆を発明し、これが「シャープ」の名の由来となります。現在、同社は大阪府堺市に本社を置き、電気通信機器や家電製品、電子部品の製造・販売を行っています。多岐にわたる事業を展開し、各分野で革新を続けています。
◇シャープの概要
シャープは大正元年(1912年)に創業され、創業者の早川徳次が徳尾錠の特許を取得したのが始まりです。東京本所松井町で金属加工業をスタートし、1915年には金属文具の製作技術を改良して金属製の繰り出し鉛筆を発明しました。翌年には「エバー・レディー・シャープ・ペンシル」と名付けられ、その名は一世を風靡しました。これが現在の社名・商標「シャープ」の由来となっています。
現在、シャープは「シャープ株式会社」として大阪府堺市に本社を構え、全国各地に事業所を展開しています。創業以来、革新的な製品を通じて、さまざまな分野に貢献し続けています。長い歴史を持つ企業であり、時代とともに進化してきたことが特徴です。
◇事業内容
シャープの事業は、電気通信機器や電子機器、電子応用機器、電子部品の製造・販売にわたります。具体的には、以下のような主要製品やサービスが提供されています。まず、スマートライフ&エナジー部門では、冷蔵庫や電子レンジ、エアコンなどの家電や、太陽電池、蓄電池などを扱っています。
次に、スマートオフィス部門では、デジタル複合機やオフィス関連ソリューション、各種ソフトウェア、POSシステム機器を提供しています。また、ユニバーサルネットワーク部門では、テレビやブルーレイディスクレコーダー、携帯電話、ルーターなどが含まれます。
さらに、ディスプレイデバイス部門では、ディスプレイモジュールや車載カメラを製造し、エレクトロニックデバイス部門では、カメラモジュール、オプトセンサ、CMOSイメージセンサ、ウエハファウンドリ、半導体レーザーなどを手がけています。これにより、幅広いニーズに応えています。
HEMS(COCORO ENERGY)サービスでエネルギーの管理が楽に
HEMS(ヘムス)は、「Home Energy Management System(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)」の略で、家庭内のエネルギー使用を「見える化」し、家電や住設機器を「制御」することで、エネルギーの管理と節約を実現します。シャープのHEMSサービスである「COCORO ENERGY(ココロエナジー)」は、クラウド上のAIと連携し、各家庭の電気の使い方や外部情報に基づいてエネルギーを賢くコントロールします。このシステムを活用することで、環境に優しいエネルギー利用が促進され、未来の暮らしを支援します。
◇HEMS(COCORO ENERGY)とは
HEMSは、家庭内でのエネルギーの使用状況を視覚化し、家電や住設機器を効率的に制御することにより、エネルギーの管理と節約を実現するシステムです。シャープの「COCORO ENERGY」は、AIを活用して家庭ごとの電力消費を分析し、適切なエネルギーコントロールを行います。これにより、ユーザーは無駄なエネルギーを削減し、より効率的な使用が可能となります。
COCORO ENERGYを導入することで、家庭内でのエネルギーの効率的な活用が促進され、環境保護にも貢献できます。未来の暮らしに向けた新しいエネルギーの使い方を提案し、持続可能な社会の実現を目指しています。
◇HEMSの特長
シャープのHEMSを利用すると、生活パターンに基づいた電力消費の分析や日射量の予測が可能になり、発電量の見積もりが行えます。これにより、翌日の余剰電力量を予測し、深夜の蓄電池充電量を適切に管理できます。エコキュートの同時制御ができるため、余剰電力を積極的に活用したいユーザーにとって最適な選択肢となります。
さらに、「Life Eeeコネクト」という機能を活用することで、太陽光発電と家電が連携し、電気代の削減が実現します。これにより、ユーザーは経済的かつ環境に優しい生活を実現することができます。
シャープが提供する住宅用太陽光発電
シャープの「NQ-230BP」は、都市部でもスペースを活用できる小型化された太陽電池モジュールで、「N型高効率セル技術」により安定した発電が可能です。「NU-228AP」は搭載容量を約10%向上させ、施工性も改善。さらに「NU-435PP」は高い搭載容量を実現し、多様な屋根材に対応します。
◇フラッグシップシリーズ
シャープのフラッグシップモデル「NQ-230BP」は、小型化と高効率化を実現した太陽電池モジュールです。この製品は、高い搭載容量を持ちながら、美しいデザイン性を兼ね備えています。特に都市部や市街地では、屋根スペースが限られるため、NQ-230BPは従来機種よりも小型化されており、より多くのモジュールを効率的に配置することが可能です。
このモデルの特長の一つは、設置容量の向上です。小型化された太陽電池モジュールにより、屋根のスペースを最大限に活用し、発電能力を引き上げています。また、五角形のコーナーモジュール(NQ-120LP/RP)など、異なるサイズや形状のモジュールを組み合わせることで、さまざまな屋根形状に対応し、効率的な設置が実現されます。
さらに、「N型高効率セル技術」を採用しており、シリコンウェハをN型に変更し、裏面に薄いパッシベーション膜を施すことで、高電圧の取り出しが可能となります。この技術により、特に夏場の高温時においても発電量の低下を軽減し、より安定した発電が期待できます。NQ-230BPは、美しさと機能性を両立した優れた太陽電池モジュールです。
◇スタンダードモデル
「NU-228AP」は、サイズ小型化によって搭載容量をアップしたスタンダードモデルです。この製品は、都市部や市街地の住宅など、屋根面積が限られている環境で特に効果を発揮します。モジュールの小型化により、従来機種と比較して1列多く設置できるようになり、設置容量は約10%向上しています。これにより、限られたスペースでも最大限の発電が可能です。
さらに、NU-228APは「セル大型化技術」を採用しており、発電に寄与しないセルの角を小さくすることで、有効面積を増加させ、モジュールの変換効率を向上させています。具体的には、当社の従来機種の変換効率19.4%からNU-228APでは20%に向上しました。これにより、より効率的に太陽光を電力に変換できます。
このモデルは、縦置き・横置きの両方に対応しており、屋根の形状に合わせた最適な設置が可能です。縦置きの場合は設置容量が約20%、横置きの場合は約11%のアップが見込めます。また、モジュールの軽量化も実現しており、薄型化によって施工性が改善されています。NU-228APは、効率的な発電を追求しつつ、施工の容易さも兼ね備えた優れた選択肢です。
◇高出力モデル
「NU-435PP」は、2種類のサイズを組み合わせることで高い搭載容量を実現した高出力モデルです。この製品は、スレートや金属、瓦など、さまざまな屋根材に対応しており、多様な住宅環境に適応できます。
NU-435PPは、金属嵌合立平や金属はぜ立平の屋根材に対応する「DC立平工法」を採用しています。この工法は、屋根に穴をあけずに取り付けることができるため、施工が簡単で安全です。また、スレートや金属横葺き、金属縦葺き、瓦の屋根材にも対応する「スマートラック工法」を使用することで、より汎用性の高い設置が可能です。
このモデルは、「N型高効率セル技術」を採用し、従来機種に比べてモジュール出力が約5%向上しています。さらに、高温時の発電量低下を約12%改善しており、安定した発電を実現します。NU-435PPは、同じシリーズのNU-287PPと組み合わせることで、設置容量を約22%アップさせることもできます。
シャープの住宅用太陽光発電を導入した事例
太陽光発電や蓄電池の導入によって、エネルギー管理が効率的になり、家計の負担軽減や環境への配慮も可能となりました。各家庭の体験談からは、未来のために必要な選択が伺えます。
◇電気代の値上げが気にならなくなった
大阪府のFさんは、電気代の高騰や自然災害への備えを考え、設置容量4.8kW、蓄電池6.5kWhの太陽光発電システムを導入しました。マイホーム購入時、電気代が高くなることを覚悟していましたが、シャープのシステムにより、電気代の値上げが気にならなくなりました。昼間は発電した電気を利用し、夜は蓄電池から電気を使えるため、安心して暮らせるようになりました。
売電収入も得られ、経済的にプラスになったことで、心にも余裕が生まれています。このようなシステムの導入は、単にコストを抑えるだけでなく、生活の質向上にもつながっています。Fさんは、快適な生活環境が整ったことを大変喜んでいます。
◇快適でお得な暮らしが叶った
静岡県のOさんは、ZEH仕様の家に太陽光発電5.5kW、蓄電池6.5kWhを設置しました。エネルギーを賢く使うために、シャープのHEMSを選び、手軽にエネルギー管理を行っています。作った電気と蓄えた電気を利用し、光熱費が実質ゼロになりました。オール電化でも経済的な生活が実現し、コストパフォーマンスにも満足しています。
さらに、HEMSをスマートフォンと連携させることで、エネルギー状況の確認や遠隔操作が可能になりました。外出中にエアコンを消し忘れても、スマートフォンから操作できるため、電気の無駄遣いがなく、便利な生活を享受しています。Oさんの体験は、エネルギー管理の重要性を示しています。
◇子どもたちの未来のために太陽光発電を導入
奈良県のOMさんは、「子どもたちの未来にきれいな環境を」との思いから、設置容量6.496kWの太陽光発電システムを導入しました。新築時に設置を決定し、日当たりの良い南側の屋根を大きめに設計したとのことです。部屋からの景色を良くするために開口部を広く取り、外からの視線を遮るために庭木を植えるなど、家族が快適に過ごせる住環境を整えました。
太陽光発電システムを導入したことで、OMさんはエアコンと床暖房を使いながらも、電気代が以前とほとんど変わらないと感じています。部屋が広くなっても経済的な負担が軽減され、家族の未来を見据えた選択が功を奏していることが分かります。
シャープは1912年に創業し、繰り出し鉛筆の発明をはじめ、電気通信機器や家電製品の製造・販売を行っています。特にHEMS(家庭用エネルギー管理システム)を通じてエネルギー管理の効率化を図り、持続可能な社会の実現を目指しています。また、太陽光発電システムの導入により、家庭の電気代削減や快適な生活をサポートしています。
シャープは、創業以来革新を続ける企業であり、さまざまな事業を展開しています。特に、家庭用の太陽光発電システムやHEMSによって、家計負担の軽減や環境への配慮を実現している家庭が増えています。